橋梁点検で頼りになる非GPS下での飛行を実現
橋梁周辺の複雑な気流への対応も対応可能なローターを実装
カメラを上向きにして下からの撮影が可能
国土交通省がとりまとめる「点検支援技術 性能カタログ(案)」(令和2年6月付)に掲載
機体開発を川田テクノロジーズ、現場へのインテグレーションと改良へのフィードバックを大日本ダイヤコンサルタントが担い、共同開発した橋梁点検特化のドローンです。橋の周囲で発生する複雑な風の変化に対応する回転翼機構を備えているのが特徴で、搭載カメラにより幅0.1mm(※1)のひびわれが検出可能な画像を撮影します。
※1. 被写体照度2000lx程度以上の場合。最少ひびわれ幅0.2mmの場合は被写体照度1000lx程度以上。
平成30年度末に相次いで改定された「橋梁定期点検要領 平成31年3月 国土交通省 道路局 国道・技術課」「道路橋定期点検要領 平成31年2月 国土交通省 道路局」では、「自らの近接目視によるときと同等の健全性を診断できる情報が得られると判断した方法」として、新技術の活用に対して一定の道筋が付けられました。
また、新技術を活用する際の参考資料として、「新技術利用の際のガイドライン(案)平成31年2月 国土交通省」「点検支援技術性能カタログ(案)平成31年2月 国土交通省」が策定され、性能カタログには、飛行型の点検支援技術として「マルコR」を始めとした橋梁点検用ドローンが掲載されています。
その後、性能カタログの更新や性能カタログを補足する資料の追加がされ、橋梁点検におけるドローンの活用が今後さらに加速するものと考えられます。
マルコの研究開発過程で取得したノウハウを広く共有することが、点検支援技術の社会実装にあたっては必要と我々は考えています。そこで運用代行・レンタル・販売といったサービス提供だけでなく、「発注者・建設コンサルタント・点検会社」を対象に、ドローンを利用した橋梁点検講習会と、操縦技術認定講習会を開催いたします。